2020年1月よりPET検査がスタートします

■ 当院で使⽤しているPET/CT装置


● PET/CT装置とは

PET/CT装置は、PET装置にマルチスライスCT装置が一体化されたもので、従来のPET単独装置の欠点を大きく改善する優れた装置です。この装置では、全身のCT画像を撮影することにより、CT装置でも病気を検出し、PET検査の精度を高めます。
従来のPET単独装置で撮像された画像では、異常集積が見つかった場合、概略の解剖学的位置がわかりますが、正確な部位が判定困難なことが多くあります。時には、誤った判定をしてしまうこともあります。
PET/CT装置では、同じ体位で同一断面でのPET画像とCT画像が得られ、PET/CT融合像が得られます。この融合画像により、異常集積の正確な位置を判定できるとともに、がんの代謝や性質、形状や場所を画像として確認し、さらに悪性度を診断することができます。
PET/CT合体装置による検査は、従来のCTMRによる形態診断のみによる検査に比べ、約1020倍の検出能があるといわれ、これまで見つけにくかった全身の小さな病変を早期発見できるわけです。早期発見さえできれば、がんは不治の病ではありません。

Biograph Horizon

 ( Siemens Healthcare Japan)