■ マンモグラフィ(MMG)とは


本検査では、乳房を挟み薄く引き延ばして(圧迫)検査します。乳房全体を確認するため、左右の乳房をそれぞれ上下方向と斜め方向に圧迫します。(通常計4枚撮影)
個人差はありますが、多少の痛みを伴う検査です。

  
 

■ なぜ圧迫が必要なの?


1.早期乳がんの発見率が向上します

重なっている乳腺組織を広げ薄く伸ばすことで(圧迫)、乳腺の中に埋もれているしこりや石灰化を見つけやすくしています。

2.被ばくを減らします

撮影する対象が厚いほど多くのX線を必要とします。
乳房を薄くすることにより、少ないX線で撮影することができるようになります。

3.鮮明な画像を作ります

乳房を抑えることで動きを抑制しボケのない画像となるようにしています。
 
実際に圧迫している時間は数十秒という非常に短い時間ですので、早期乳がんの発見率向上、被ばく低減のため、ご協力よろしくお願いいたします。
また、痛みを強く感じる場合は、担当技師にお申し出ください
 

■  当院でのマンモグラフィ検査の流れ


1)検査のご案内

担当技師が更衣室にご案内します。検査時間は15分前後です。
 

2)更衣

上半身の衣類はすべて脱ぎ、専用の検査着に着替えいただきます。メガネやアクセサリー(ネックレス、イヤリング)はお外しください。制汗剤やパウダーは、使用しないでください。いぼ、ほくろ、ご自身で気が付かれたしこり等がありましたら、担当技師にお伝えください。
 

3)撮影

一つの乳房に対し、方向を変えて2回の撮影をおこないます。
呼吸や身体の動きによってブレた写真では正しい診断が難しくなるため、撮影の瞬間は息を止めていただくことがあります。
 

4)確認

医師が診断するのに適した画像がきちんと撮れているかをチェックします。
 

5)検査終了

お着替えが終わり次第、次の工程もしくは会計にお進みください。
  
当院では、マンモグラフィ検査室の隣に超音波検査室が併設されています。そのため、乳腺超音波検査を同日に予定されている方は、マンモグラフィ検査と乳腺超音波検査を続けて行っており、超音波検査の予約時間に合わせてお呼びしています。マンモグラフィ検査の予約時間が早い場合は、マンモグラフィ検査の時間に合わせてお呼びします
 

■  注意事項・検査を受けられる方へ


  • 食事、その他の特別な制限はありません。
  • 検査の都合で開始時間が若干遅れる場合があります。ご了承ください。
  • 検査時間は15分前後です。
  • 豊胸術施行後の方は、内容物破損の可能性や診断可能な範囲が限られるため必ず申し出てください。
  • ペースメーカーを装着されている方は、撮影時の圧迫により位置がずれることや、リード線に支障を来す恐れがありますので、原則検査を受けることはできません。
  • 体内に金属を埋め込んでいる方は担当技師にお伝えください。

 

■  当院でのマンモグラフィ検査


当院のマンモグラフィ検査は、女性の診療放射線技師が対応いたします。
検査を担当する女性技師は、乳房についての専門的な知識と技術を持っています。安心して検査をお受けください。また、不安なことはどんなことでもお尋ねください。
また、週に一度乳腺外科、放射線科合同のカンファレンスに参加し、日々知識や技術の習得に励んでいます。
 

■ 当センターで保有しているX線乳房撮影装置


 

Senographe Pristina(GE healthcare Japan)
吸引式乳房組織生検装置(MMG、US、MRI対応)