■ 超音波検査とは


当院の超音波センターでは、腹部(肝臓、胆のう、脾臓、腎臓、膵臓など)、乳腺、甲状腺、体表、血管領域の検査を行っております。また、肝臓や乳腺に対しては造影剤を使用した検査にも対応しています。しかし、超音波検査の特性上、肺や胃、骨の検査には適しておりません。
当院では診療放射線技師が検査を行い、公益社団法人日本超音波医学会認定の超音波検査士が検査報告書を作成し、主治医に報告します。その後、主治医は画像と検査報告書を参考に、最終診断を行います。

● 検査の特徴

X線を使用する検査と異なり被ばくすることがありません。
そのため、小さなお子様や妊娠中の方でも安心して検査を受けることができます。
また、検査のほとんどは30分程度で完了します。(検査部位により長くかかる場合もあります)必要性に応じ、当日検査を行うことも可能です。
 

● 検査前のお願い

腹部領域の検査の場合は、午前中の検査の方は朝食を摂らずに来院、午後の検査の方は朝8時以降絶飲食(水かお茶は可)となります。
食事を摂ってしまうと、胆嚢が縮んで、胆嚢内の観察が難しくなってしまいます。
また、胃や腸にガスが発生し、腹部全体が観察しづらくなります。
 

 

膀胱、下腹部(子宮・卵巣、前立腺)の検査の場合には、1~2時間前より、膀胱に尿をためておいてください。