■ 血管撮影・IVRについて
血管撮影とはカテーテルとよばれる細い管を、足の付け根や腕などから主に動脈を通して目的の部位(臓器・血管・腫瘍など)まで挿入し造影剤を注入することにより、血管の走行や流れなどを見る検査です。近年では検査のみならず、血管撮影手技を利用して治療を行うIVR(Interventional Radiology)が盛んに行われています。
当院では血管撮影装置を8台保有しており、目的に応じた専用の血管撮影装置で血管撮影・IVRを実施しています。
また、緊急を要する患者さんに対して24時間迅速に対応できるように体制を整えています。
血管撮影・IVRを行う際は術式に合わせ全身麻酔もしくは局所麻酔を行うため手技中の痛みはほとんどありません。
局所麻酔の場合、造影剤注入時に熱さを感じることがありますが一時的なものですので次第に治まります。
血管撮影・IVRが終わった後はカテーテルを血管から抜去し、カテーテル挿入部をしばらく押さえ止血します。カテーテル挿入部位により異なりますが4~6時間の安静が必要です。そのため血管撮影・IVRは多くの場合入院して行われています。
■ 当院の血管撮影装置
• 血管撮影室1室 Artis Zee BA (SIEMENS)
• 血管撮影室2室 Artis Zee ceiling ICT (SIEMENS)
• 心臓カテーテル室1室 Azurion7 B12/12(PHILIPS)
• 心臓カテーテル室2室 Alphenix BiPlane (CANON)
• 手術室 4室(ハイブリッド手術室) ARTIS icono D-Spin (SIEMENS)
• 手術室 5室(ハイブリッド手術室) ARTIS pheno (SIEMENS)
• 手術室20室(ハイブリッド手術室) Alphenix Hybrid+ (CANON)
• 手術室21室(ハイブリッド手術室) ARTIS pheno (SIEMENS)