X線撮影検査 Q&A 

よくある質問にお答えします

 

患者さん

何回も撮影したけど身体に影響はないのですか?

技師

通常のX線検査を何回受けても特に問題はありません。
検査で用いる放射線の影響はほとんどなく、検査から得られる情報(検査によるメリット)の方が大きいと判断されたときに実施しています。

患者さん

X線検査の時に、衣服を着替えなければいけないのはどうしてですか?

技師

衣服によっては、ボタンや装飾などが付いていて、その陰がX線画像に写るものもあり、診断の妨げとなってしまうことがあります。診断により有用な画像を撮影し、また再検査による無駄な被ばくを避けるためにも専用の検査着に着替えて検査を実施しております。

患者さん

X線撮影は年に何回まで受けても大丈夫ですか?

技師

年間の撮影回数、また一回のX線検査で撮影する枚数制限等は特にありません。

身体部位や症状によって医師が判断した必要最小限の撮影回数、撮影枚数だけ検査を行っております。必要な検査は回数を気にせずに受けてください。

患者さん

妊娠中にX線検査を受けた場合の危険(リスク)について教えてください。

技師

胎児への影響は、胎児が直接X線を受けた場合のみ問題となります。

胎児のリスクは胎児死亡(流産)。奇形児の発生、精神発達の遅延などがありますが、被ばく線量と月齢によっても影響は異なります。胎児の確定的影響のしきい値は100mGyと言われていますが、当院の胸部X線検査の1回あたりの被ばく線量はおよそ0.12mGyと低い線量で検査を行っているため、胎児への影響を心配する必要はありません。しかし、X線検査を受ける際はより検査の必要性を考慮する必要がある為、担当医にご相談ください。