■ 血管撮影・IVRにおける被ばくに関して


血管撮影・IVRではX線透視を用いて体内に挿入したカテーテルの位置を観察しながら操作するため被ばくは免れません。術式や治療の難易度により、被ばく線量は大きく異なり、被ばく線量が多くなった場合には皮膚の紅斑や脱毛が起こる放射線皮膚障害が発生する可能性があります。
しかしながら、血管撮影・IVRを行うことのメリットは非常に大きく、検査・治療の技術も常に進歩しています。
手技中は診療放射線技師が常に患者さんの被ばく線量を管理し、医師と共に低被ばくで検査や治療を終了できることを目指すと共に、日頃より血管撮影装置のX線量の管理を行い、患者さんに不要な被ばくを与えないように努めています。