■ 検査を受けられる患者さんへ


MRI検査で安全を確保することは最重要事項です。診断画像情報として、MRI検査は様々な点で優れおりますが、すべての方に実施できるわけではありません。安全に検査を受けて頂くために、以下の①~④についてそれぞれ留意いただく必要があります。
 

①原則禁忌

MRI検査を実施できない対象です。当院において以下の体内デバイスが留置されている方はMRI検査を実施することはできません。

 ● MRI対応でない心臓ペースメーカー
 ● MRI対応でない脊髄刺激システム
 ● 人工内耳
 ● 体内電子装置
 ● 消化器内視鏡用止血クリップ

  

 ● 条件付きMRI対応心臓ペースメーカー
 ● 条件付きMRI対応脊髄刺激システム
 ● 条件付き人工内耳
 ● 脳動脈瘤クリップ
 ● 金属製人工心臓弁・人工関節
 ● ステント,コイル,フィルター,クリップ

   

※MRI非対応の消化器内視鏡用止血クリップが体内にある場合、体外に排泄されていれば検査可能です。
 

②条件付きで検査可能なもの

商品や材質、体内に留置した時期などが適合すれば一定条件下で検査が可能なものです。必ず事前にMRI検査に対応していることを調べる必要があります

※条件付きMRI対応心臓ペースメーカーおよび脊髄刺激システムについては検査前に「MRI保護モード」に設定変更が必要です。設定の変更および検査は専門外来のみ対応しています。
 

③取り外しが必要なもの

  • 身に着けていた場合、着替えの際に取り外せば検査可能となるものです。
  • 発熱による熱傷や画質劣化などの原因となり得るため注意が必要です。
  • 補聴器に関しては故障の原因となります。

 ● 貼付薬や置き針、カイロなど
 ● カラーコンタクトレンズ
 ● 保温下着、遠赤外線下着の着用
 ● 入れ歯
 ● 補聴器

  

④その他 注意が必要なもの

  • 磁石式の入れ歯は装着したまま検査を行うと磁力が弱まる可能性があります。
  • 入れ墨(タトゥー、アートメイク)は発熱による熱傷や変色、画質劣化の可能性があります。
  • アイメークやネイルアートは画質劣化の原因となり得るため、撮像部位によってはご相談させていただく場合があります。