東京慈恵会医科大学附属病院 放射線治療部

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Radixact


 

Radixactの特徴

① 一度に広い範囲が照射可能
② 線量集中性と均一性に優れる

RadixactはヘリカルCT装置とリニアックの特徴をもった外部放射線治療装置です。CTスキャン技術の応用と放射線制御機構の改善により、135cmという広い治療範囲とともに、治療用の放射線を高精度に制御して用いることができます。
 
下図は全脳全脊椎照射の例です。従来のリニアックでは位置合わせを数回に分けて行っていました。しかし、現在はRadixactを用いることにより、照射時間はかかるものの、一度に広範囲を優れた線量分布のプランにて行うことができます。
 

Fig. 全脳全關津照射の線量分図

 


画像誘導放射線治療(IGRT:Image-guided radiotherapy)

 
画像誘導下放射線治療は、放射線治療施行時に画像照合を実施することにより治療位置精度を向上させる技術です。1回線量が大線量となる定位照射や、急峻な線量勾配が生じるIMRTなどの高精度放射線治療においては特に必要不可欠な技術です。
 

MVCT

MVCT : mega volt computed tomography


 
RadixactでのIGRTで用います。照射と同じ位置のCT画像を取得可能で、精度の高い位置合わせを行うことができます。