リニアック
電子線、X線など汎用機で多くの病気に対応します
様々なエネルギーのX線や電子線の使用が可能であるとともに照射角度の設自由度が高く、全身あらゆる部位の照射に対応する汎用機です。X線を用いた外照射を基本とし、IMRTやSRTなど高度な照射プランにも適応できます。皮膚付近など表在病変には電子線を用いて治療する場合もあります。
Radixact(トモセラピー)
治療中にX線に強弱をつけた高精度治療に特化しています
診断用CT装置と治療用リニアックの原理を応用した治療装置です。
体の周り回転しながら治療用のX線を照射し、同時にCT装置のように寝台がゆっくり移動しながら照射範囲を移動させます。
照射したいターゲット絞って放射線治療を行う、IMRTに特化させた装置です。
密封小線源治療
局所に大線量を投与し、正常組織への影響を抑えます
専用の管を体内に挿入し内部に放射線源を配置し治療します。
密封小線源Ir-192線源を用いた遠隔操作式高充填法により高線量率照射を行います。
リニアックやRadixactなどの外部放射線治療では体外から放射線を照射するため、病巣に到達するまでに通過した組織へも線量が付与されますが、小線源治療では病巣内部へ直接照射を行うため、病巣以外の正常組織への線量付与を最小限に抑えることが可能となります。
適応疾患は婦人科の子宮頸がんや泌尿器科の前立腺がんなどです。