■ MRI検査とは?


MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略であり、強い磁石の力と電磁波により、生体内の画像を得る検査です。以下の多くのメリットから精密検査だけでなくスクリーニング検査にも有用です。
 

特徴①:被ばくが無い

放射線を使わないため被ばくせずに検査が可能です。
症状のない方に対する健診の脳ドックも行われています。
 

特徴②:病気の早期発見に有用

特に頭の脳梗塞においては他の検査では分からないような早い段階で見つけることができます。病気の早期発見と早期治療は今後の生活を豊かにすること(QOL向上)に繋がります。

拡散強調画像

 

ADC map

特徴③:ほぼ全身の検査に対応

一度に全身を検査することはできませんが、部位を限局することで頭から足先まで全身のあらゆる角度からの生体内情報を画像として得ることができます。

 

頚椎 T2強調画像  矢状断

 

上腹部SSFSE  冠状断

特徴④:造影剤注射なしで血管や胆管・膵管などの撮像が可能

頭や頚部、腹部、下肢などの大きな血管では造影剤の注射をせずに画像が得られます(MRA:MR血管造影)。
また、胆汁や膵液を生体内に存在する天然の造影剤として活用することで、胆管や膵管の撮像も可能で、同様に薬の注射はありません(MRCP:MR胆管膵管撮像)。
※必要に応じて造影剤使用が選択されることもあります。

非造影 下肢QISS-MRA

 

MRCP

特徴⑤:病気をみつける能力が高く、良悪性の鑑別に有用

MRIはT1、T2、プロトン密度、血流、磁化率、水分子の拡散など多くの因子が画像コントラストに寄与しており、目的に応じて設定を変更することで様々な機能情報や分子生物学的な情報を画像化することができます。すなわち、MRIは病気がどこにあるのか(存在診断)や、その病気がどんなものなのか(質的診断)を画像化することに優れた検査といえます。

 

非造影 頸部TOF-MRA
右頸動脈狭窄(上図矢印)

 

頸動脈プラークイメージ
不安定型プラーク(上図矢印)